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特集 各教科で育成する「言語力」とは何か?

 新しい学習指導要領で示された「各教科を通じて育成する言語力」。新年度からの校内研究で研究対象として設定する学校が多いのではないでしょうか。当研究所では、7月から11月までの5回連載で校内研修をサポートする内容を特集します。

特集連載予定

第一回 各教科で育成する「言語力」とは何か?

 各教科でなぜ言語力を育成する必要があるのでしょうか。それは、学習者が言語力を身につけることで、理科や社会などの教科学習においてより効果的な学習成果が得られるからです。ですから、「話し合い学習」や「表現学習」といった学習方法を授業の中に取り入れることとは別に、それぞれの教科の学習成果が向上するために必要となる「言語力」を能力として身につけさせる場面を授業の中に取り入れていかなければならないのです。

来月以降の連載内容

第二回 理科で育成する「言語力」と学習語彙

第三回 社会科で育成する「言語力」と情報力

第四回 算数科で育成する「言語力」とコミュニケーション能力

第五回 自律的学習者の育成と表現能力

教師向けコンテンツ情報

 

  • 教員研修プログラム 対話型学習

    福井県及び石川県の小中学校で、4年にわたり実践してきた「対話型学習」を目指した授業作り、学校作り、教職員集団作りの成果をまとめました。学習者のコミュニケーション能力の育成に加え、先生方の観察力や授業構想力など各講座の内容を公開しています。

  • 国語教育用語事典

    PISA型読解力や自律的学習者の育成、メタ認知能力など教育学の新しい動向を反映した専門用語が現在たくさん導入されています。それら新しい用語の理解を通して新しい学習に対する理解を深めてみませんか。

  • 観察眼育成プロジェクト

    授業の中で、学習者がどのように言葉を使っているか、ということを詳細に捉えるための具体的な観点を提供します。まずは自分のクラスの学習者がどのように言葉を使っているのか、詳細に把握してみましょう。
    それによって、どのような言葉の使い方を学習させていく必要があるかが見えてきます。

  • 学習評価研究

    「活用」や「探究」といった学習段階が新しい学習指導要領で示されています。こういった学習段階では、学習者自身が与えられた状況に対して「習得」したことばの使い方や観点を実際に用いてみることが求められます。私たち教師は、こういった学習者の言語活動を導く工夫を行うと同時に、逐次、学習者の言語活動の質を把握し適切な指導を与えていく必要があります。そこで、こういった学習者の活動を「パフォーマンス」として捉え、学習者のパフォーマンスを見とり、学習者と関わりながらよりよいパフォーマンスを導いていくことが教師の役割となります。そこで、当研究所では「パフォーマンス評価」に関する研究を進めています。

教員採用試験対策コンテンツ情報

 

  • 自動採点型一般教養問題

    学部2,3年生のとっては一般教養を固めておくまとまった時間がとれるこの時期、繰り返し回答できる自動採点型一般教養問題にチャレンジしてみてください。

  • コラム 教職教養

    教職教養対策は、専門的な知識を具体的な文脈の中で生かすことが出きるかどうかという点がゴールです。教育現場に出たときに、教職教養を学び続け自分の実践に生かし続けることで息の長い良い教師になる。そのために専門的な知識を学び生かす学習をこの機会に体得して欲しいと願っています。

おすすめ書籍

  • 自己調整学習の実践

    何をどのように学ぶか、今取り組んでいる学習に対する理解を深めることで、より効果的な学習が成立する。そういった自己調整学習の実践事例集。

  • 内なる目としてのメタ認知

    自分の思考過程や対人関係場面の振る舞い方を再び思考の対象にして、問題点がないか否か瞬時に判断/評価し、状況依存的に柔軟に適切な対処方略や適応的行動を発見していくメタ認知的な営み。その営みを司る機能や構造について、多面的視点からアプローチする。

  • ことばをつくる―言語習得の認知言語学的アプローチ

    比較認知科学や発達心理学における豊富な研究データをもとに、“Usage-Based Model(用法基盤モデル)” のアプローチから、子どもの言語習得のプロセスを明示する。子どもがどのように言語を習得するのかは、生得的言語モジュールを仮定するのではなく、一般認知能力に支えられた高度な学習によることを実証する認知言語学の最新の研究書。