HOMENo.4

話し合いの焦点をどこに置くか

no2

解説

 子供たちの話し合いを観察していると、お互いの考えの違いに気が付き(発見し)、「どうしてそうなるのか」という点に話題が及ぶとき、「話し合いが深まっているな」と感じる。
 話し合いに深まりをもたせようと考えるならば、互いの考えの違いに気が付きやすい課題を用意したり、教師が間に入って、お互いの考えの違いに目が行くような観点を提示したりすることが必要である。
 さらに、「なぜ、そうなるのか」という根拠を言葉にすることに対しては、どんなところに目を向けるのか(場所への意識)、どんな言葉で表現するのか(語彙への意識)、どんな方法で説明するのか(説明の意識)など、子ども自身が十分にできないところを支えてやる必要がある。 授業の中で話し合いをさせることを考える場合、話し合う内容についての配慮は授業を計画する際の重要なポイントである。やり取りしやすい量や観点を考慮することも重要であるが、その内容をいつ、どのくらいの時間を使って考えさせるのかという点が最も重要である。

 

 

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